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さまざまな技術の発展が仕事の在り方にも大きく影響を与え、新しい仕事が生まれる反面、需要が減り衰退してしまう仕事も出てきています。そうしたことからも、タクシードライバーの10年後もどうなるのかわからないと、不安視する人も少なくありません。
ただ、タクシードライバーの需要は今後増える事はあっても減る心配はないとされています。それというのも、人口の多い東京都心部などを中心に、生活の足として日常的にタクシーが使われる事が多く、さらに土地勘に疎い外国人観光客が増加し、確実に目的地に行けるタクシーを必要としているからです。こうした背景から、タクシーのニーズは減るどころか増えると考えられているのです。
少子高齢化が加速していることも、タクシードライバーを貴重な存在にしています。ただ、労働人口の減少がタクシー業にも影響を及ぼすことが懸念されており、実際、タクシードライバーの高齢化からドライバーの数がどんどん減ってきています。増えるタクシーの需要にドライバーが追い付いていない状態であり、早急に手を打たなければタクシー業界の存続にも関わってくるとして、新卒採用に力をいれる会社が増えています。
タクシードライバーの仕事がなくなると考えられている理由の一つに、自動運転の定着が挙げられます。今や世界中の自動車メーカーが車の自動運転に取り組んでおり、公道テストも頻繁におこなわれ、その安全性がアピールされています。こうした事からも、自家用車だけでなく、いずれはタクシーも自動化されるのではないかと思うのは当然の事です。
ただ、10年間でしっかりと確立できるのかというと、それはまた別問題。そもそも、自家用車への自動運転を広く適用させるのも10年では難しいと言えるでしょう。
自動運転はいずれタクシー業界にも導入されるとはいえ、いきなりタクシーが自動運転化される事は考えにくいです。まずはドライバーと自動運転を併用したスタイルから始めて定着させていくことが予想されます。技術導入や体制チェンジは、すぐに浸透させるのは難しいものですから、10年後もタクシードライバーは変わらず必要とされているでしょう。
AI(人工知能)技術の発展は便利な世の中を作り上げている反面、仕事がなくなるといったデメリットも抱えています。これはタクシー業界にもまったく関係のない話ではなく、自動運転の技術向上がタクシードライバーに大きな影響を与えるのではと心配されています。
確かに、自動運転の導入テストは自家用車だけでなくタクシーにもおこなわれており、国や東京都の支援が入っているだけあり、実用化に向けた動きが活発です。ただ、商業施設の循環バスや路線バスなど、決まったルートを走るケースへの導入が先になるのではないかと考えられます。
HondaはゼネラルモーターズとGM クルーズホールディングスLLCの2社と協力して、完全無人で走る自動運転専用車両「クルーズ・オリジン」を開発。栃木県で技術実証を重ね、いよいよ2026年から東京都を中心にタクシーとしてサービスを提供する事が予定されています。
「クルーズ・オリジン」は運転席がない、自動運転レベル4対応車両です。空間全てが乗客用に使われており、乗車人数は6名。指定された場所まで迎えに行き、目的地まで乗客を運びます。依頼から支払いまで全てスマホのアプリで完結。都市部から順次、サービス拡大を目指しています。
急速に進む自動運転への取り組みですが、自動運転を全面的に導入するにはインフラの整備が必要であり、それには莫大なコストがかかります。実際、自動運転技術による開発が盛んにおこなわれているアメリカを例にしても、自動運転のための信号など都市単位でのインフラ改善は必須になっています。そうしたことからも、目覚ましい発展をみせる自動運転技術とはいえ、すぐの導入は難しいといえます。
また、タクシー業は観光や送迎など生活や地域に密着した公共交通機関の役割も担っており、それがドライバーの付加価値になっています。自動運転は確実な運転はできても、人間のようにフレキシブルに対応するのは苦手。AIとのコミュニケーションがまだスムーズにいかない事からもそれはわかります。
これらの事から、完全自動化はすぐに実現できるものではなく、タクシードライバーの仕事がなくなることはないと言えます。
未経験入社の方を対象に、1年間の給与保証制度(1~6ヶ月目は月給30万円、7~12ヶ月目は月給27万円/会社規定有)を設けています。さらに、日本交通グループに加盟しているので、タクシーアプリ「GO」などのアプリ配車にも対応、ホテル・空港・ターミナル駅など都内40ヶ所以上に専用乗り場があり、未経験からでも稼げるような環境を整えています。出勤は1ヶ月のうち12回。隔日勤務なので、朝から深夜まで18時間程勤務し、翌日は終日休みといった1日おきに勤務するスケジュール。自分の時間が確保しやすいのが魅力です。